突然ですが、あなたは15秒間片足立ちができますか?
この「15秒間片足立ちができるかできないか」は、高齢者の転倒してしまう可能性に大きく影響していると言われています。
高齢者でもできなければ危険と言われる片足立ち、まさか出来ないまま野球をやっている人はいないですよね?
しかし残念なことに、実際の現場では片足立ちもできないくらい、バランス能力の低い野球少年がたくさんいるのが現状です。
そこでこの記事では、「なぜバランス能力が低いと野球肩などの怪我に結びつきやすいか」についてわかりやすく説明していきます。
バランスを崩すと思わぬ動きをしてしまう
バランス能力の低さが野球肩や野球肘に繋がってしまう理由は、意外とシンプルです。
片足立ちをしているとき、少しだけバランスを崩してしまった時、身体はどうするでしょう?
そのまま倒れるのではなく、手足を使って必死にバランスを保とうとするはずです。
これは、人間にそもそも備わっている能力で、倒れそうになった時に勝手に全身を使って倒れないように努力する仕組みになっています。
そして、野球でボールを投げる動作は、身体にとって不安定な状態です。
この時にバランス能力が低い人は、自分でも気づかないくらい小さくバランスを崩してしまいます。
すると、本来「ボールを投げる」ための腕の動きに、「バランスを取ろうとする」動きが混ざってきます。
その結果、自分が想像している腕の動きと異なる投げ方になってしまい、肩や肘に負担がかかってしまうということ。
「投げる」に集中したいのに「腕でバランスをとる」ことが起きた結果、腕の振りがおかしくなり、肩や肘を痛めやすいだけでなく、コントロールの悪さにも繋がってきます。
まとめ
下半身やお腹周りの筋肉で、自分の身体のバランスをしっかり保てないと、身体の反応として腕が勝手に動いてしまいます。
これは腕を使ってボールを投げる野球では一大事。
野球をするにあたり、バランス能力が必要な理由をきちんと理解した上で、バランス能力を高めるトレーニングをしていきましょう。
具体的な体幹トレーニングも今後紹介していきますが、「そもそもなぜバランス能力が必要か」ということを理解しておくとエクササイズの効率も良くなります。
自分の身体について1つずつしっかり理解し、これからも一緒に学んでいきましょう。
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